空間を編集する。
黒田十色 個展「軌影 kiei」作品「礎 so」
自分にとってカメラという存在は表現に欠かせないインプットデバイスになりつつある。被写体、場所、時間をディレクションし、足を運び、視点を探り、ファインダーの中でレイアウトやトリミングなど行う。最後に1秒にも満たない一瞬のフィニッシュワークを施す。十月には個展を開く事ができた。もはやこれらは自分にとって単なる写真ではなく、文字情報さえ省かれた究極のメッセージ広告。つまりグラフィックデザインなのである。
黒田タカシ TAKASHI KURODA