渡辺一郎

予感する平面
「京懐石 和光菴」テーブルマット
お店の移転に伴い新たにつくられました。会席膳を使用しない状況で、この上に配膳されます。お客さんと直接相対し、現場のドラマ性を引き受けるグラフィック。ただ四角い紙を、奥行ある空間にしたい。料理の予感、進行する食事の時間を、和の文字がフワッと現れる、浮かびの時間性に重ねて、平面に奥行を託しました。この陰と陽のような2枚は元々2つの案でしたが、思いがけず両方を、場に応じて使っていただいています。

渡辺一郎 ICHIRO WATANABE
 
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