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水木しげる妖怪図鑑

展覧会の図録

デジタルメディア化する中で、プロダクトとしてのブックデザインにこだわる。これは、カラーの作品図録であるが、表紙に穴あきギミックを取り入れ、あえて本文用紙に書籍用紙を採用し、挿入マンガページはマンガ本の用紙にした。手になじむ軽さとやわらかさが読みやすく、プロダクトとしての愛蔵にもふさわしい。また、水木しげるのファン層は幅が広いが、彼の本は殆ど子供向けにデザインされている中、根強い大人のファンにも愛蔵される本を計画した。

高橋 善丸 Yoshimaru Takahashi

湿度ある視覚コミュニケーション表現を探究している。主な著書に「曖昧なコミュニケーション」「情感のあるタイポグラフィー」他がある。大阪芸術大学大学院客員教授。株式会社広告丸主宰。

kokokumaru.com